その1 「Yさんからの御投稿 」
座敷わらしで有名な緑風荘の事をテレビで知り、
早速電話を入れ夫婦で宿泊しました。
宿は古く、お世辞にも綺麗な旅館とは言い難く、
それでも温かいもてなしにくつろいでおりました。
お部屋にお風呂が無かったため、大浴場での入浴後、
誰もいない部屋に誰かが居た気配がするんです。
なんか怖いなぁっと夫婦して怯えてたのですが、移動の疲れもあってか、
夜の9時には寝てしまいました。
その日の夜中、物音で目が覚めると音は聞こえず
いきなり部屋の床の間に合った鳥の玩具が鳴き出しました。
翌朝、宿の人にその話をしても「わらしちゃんが来てたのですかね〜」と言われ
「座敷わらしを見た事があるんですか?」と、お聞きすると
「いえいえ、住んでいる人間は見た事はないんですよ〜」と笑顔で返されました。
これは何かあると確信した私達は自宅帰ってからも、
再度宿泊したい思いに駆られ、娘を連れて再び宿に訪れたのです。
ちょうどその頃の娘は体の調子がいつも悪く、通院を余儀なくされる状態で、
運動も制限されるほどでしたが、
私達の話に自分も行きたいとお願いされ3人で参りました。
宿に到着し、案内された部屋は1番隅の広い部屋、窓からは大浴場が見えます。
前回とは違い、何故か怖い感覚は有りませんでした。
その日の夜も鳥が鳴く事も無く、写真を撮影して白い球状のオーブが写った程度で
気配や体に感じるものはありませんでした。
そして緑風荘から自宅に戻った翌日の朝、事件が起こりました。
娘が血相を変えて部屋から飛び出てきました。
何があったと問いただすと、着物を着た坊主頭の男の子がベットの脇に立ってたというのです。それも一人では無く何人も・・というので
恐る恐る娘の部屋に入り周囲を確認しましたが誰もおりません。
夢じゃないの?
・・・と、娘に聞いても首を横に振るばかり
娘の目を見ても嘘を言っているようには思えません。
もしかしたら「座敷わらし」が付いてきちゃったのかもねって笑って話し
その場は収まりましたが、娘がその男の子を見た以降、
今まで患ってた病気のの症状は全く出なくなり、医者も驚くほど健康になりました。
何故、体が突然良くなったのか?、病気から考えても自然に・・は、ありえません。
何度考えて見ても結論は出ませんので「わらしちゃん」のお陰だと思うようにし、
感謝感謝で毎日を過ごしています。良い方向へ向かったのは娘だけでは無く、
夫婦の仕事も家庭内も物凄く円満になりました。
その後、緑風荘に言った際、その話を宿の女将さんにお話ししましたら
「娘さん良かったですねェ」っと一言おっしゃられたその言葉に
確信的に感じるものがありました。「娘の見たのは本物だ」と・・
その2「Mさんからの御投稿」
緑風荘から帰ってきたある日、テレビを見ていると目の前を何かが
横切るような・・・・。
気のせいかと思っていると、またスッと視界すれすれを横切ります。
緑風荘でオーブが写るのは周知の事実ですが、「まさか我が家でも」
と思いながらシャッターを切りました。
座敷わらしがついてくる、とは聞いていましたがこんなにたくさん
ついてくるとは思っていませんでした。
でも、いつまでもいるわけではないようです。
日がたつにつれ、だんだん少なくなります。
(この写真は、一週間後。少し減ってきています。)
そして一ヶ月もすると、あまり写らなくなります。
あんなにたくさんついてきたわらしさんがいなくなるのは不安です。
ですから、また出かけるのです。
わらしさんを仕入れに(笑)緑風荘へ。
その3、「山形在住 Sさんからの体験談」
私は緑風荘にも訪れた事もありますが山形在住ということもありますので、
「タガマヤ村」での体験談を書きたいと思います。
まずはじめに、タガマヤ村を初めて知ったのは2年前の4月でした。
地元の新聞の記事に『座敷わらしの出る宿』として
こちらのタガマヤ村が紹介されていました。
その記事を読み、無性に泊まりたい衝動に駆られ
早速タガマヤ村のHPを見てみますと数週間後にもかかわらず
運良くゴールデンウイーク中に空きがあり、即予約をして
当日は家族6人で1泊で泊まることになりました。
食事はタガマヤ村の特性上、自炊ということで
最初は庭の露天でバーベキューとでも思っていましたが、
さすがに5月初めといえど山形の夜は肌寒く、
結局は室内の囲炉裏で食材を焼いて室内でわいわいと楽しみました。
その後21時頃に寝床の準備を始めましたが、
その頃になると撮影する写真にオーブが写り始めてきました。
そして22時頃にそれぞれの部屋で就寝
我々夫婦と娘の3人は奥の間で眠り始めたのです、、、
どれくらい経ったかは判りませんがしばらく眠りについていました。
が、ふと目が覚め気がつくと自分の体は仰向けの状態で
金縛りになっていました。意識ははっきりしているのに
本当に体が動かないのです。
そして奥の方から走ってくる足音が聞こえてきたかと思うと、
襖の前でその足音はピタリと止まりました。
と次の瞬間、子供らしき人影が襖をすり抜けて
私の目の前にやってきたのです。
「わらしちゃんだ!」
そう思ってはみたものの体は金縛りで全く動きません。
そして驚くことに、そのわらしちゃんは風のように私の口から
ごおおおお〜っと、音を立てながら体の中に入ってきては
足先からすうう〜〜っと、風のまま抜け出てゆき、
しばらくの間、その行為は繰り返され、動かない私の体を使って
わらしちゃんは遊んで?いました。
ですが、その時の私には怖いという恐怖心など微塵もなく、
ただただあっけにとられていたのを覚えています。
その後、わらしちゃんは私のおなかの上に乗っかって
話しかけてきて私も何かを喋ったのですが、
実はその時何を喋ったのかはよく覚えてません。
しかし、当時娘が病気だったため
娘の病気が良くなるようにと願いを込めて
『娘の事をよろしくね』と伝えると『うん、わかった』と
わらしちゃんは言ってくれました。
この会話だけは今でも鮮明に覚えています。
そして幾ばくかの会話が終わるとわらしちゃんはスッと姿を消し、
私も動かない体のまますぐに眠りについていました。
翌朝、皆には何事もなかったようにいつもと変わらぬ朝でしたが、
私自身は目が覚めると体が元通りに動き
体験したことへの興奮はさめる事なく続いていました。
今思い出しても物凄い体験でした。。まさか自分が座敷わらしに出会うとは・・
興奮冷めやらぬまま次の訪問を楽しみにタガマヤ村を後にしました。
座敷わらしに出逢うと良い事が起きる・・・?
そんなささやかな期待があったのは嘘ではありません。
実はそれ以降、タガマヤ村を訪れてからは二人目の子供を授かり、
仕事でも2年連続で昇進の話がきたりと嬉しい出来事が続き
さらに不注意で大型トラックと衝突事故を起こしたのですが、
車は廃車になったものの私自身は怪我ひとつなく九死に一生を得ました。
そんな事が続くと「わらしちゃんに守られている?」と思ってしまいますし
今も私の体の中に風が吹いているのかもしれないと思うと
とても嬉しさがこみあげてきます。
タガマヤ村には今後とも通う事でしょう。
|